血流を良くすると痛みが消える?
こんにちは
名古屋市緑区の整体院『赤月堂』です。
今回は血流について書きます。
筋肉を揉んで血流を良くすると痛みは消える?
たしかにそうなります。あるいは緩和したり、爽快感でほんの少しでも変わったような感覚があったり。
しかし、『普段の血流スピードで痛みがない』が正解の状態です。
例えば、マッサージやソフト整体、すいなで筋肉をほぐします。
筋肉を押すと血管が圧迫を受け、一時的に普段より血流が速くなります。
速いということは細胞への栄養や酸素供給が加速するので筋肉が柔らかくなり爽快感が現れます。
そして、普段より速い血流が人為的に起こされるので、それに耐えられない人は重だるさ、反応が起きます。
みなさん、ここで質問です。
揉んだ後あなたはその血流スピードを維持できますか?
無理ですよね。寝ることなく一日中運動しないと維持できません。
ということは、それは「治った」になるのでしょうか?
そもそも血管は全てつなげると地球2.5周分の長さがあると言われてます。そして、心臓から出た血液が循環し終わるまでだいたい30秒〜50秒くらいです。
あれ?揉まなくてもすでにとんでもないスピードで巡ってるじゃん!
と思いませんか?(笑)
それなのに、わざわざ30分以上揉んでさらに血流を速くするのっておかしくないですか?
私は揉む技術を否定しません。間違いなく改善する技術の一つだと思います。
なんなら、私も骨だけでなく、血流や筋肉も意識して施術します。
ただし、血流スピードを上げるのではなく、『血流を滞らせてる原因』にアプローチします。
例えば、骨のズレ、筋肉のシコリ、毛細血管自体の不調、リンパ管、頭蓋などです。
それらなんらかの原因を取り除けば、血流は常時スムーズになり、安定して細胞一つ一つに栄養が行き渡ります。
血流スピードを上げるのではなく、血流を滞りない状態にすれば爽快感がない場合もありますが、本当の意味での改善や自然治癒力の向上になると私は思います。
そして、一時的な血流の加速ではないので、施術後により正確に痛みの確認ができ、時間経過で回復もしやすくなります。