整体とは~初めての整体~その3 整体と気功
こんにちは、名古屋市緑区の整体院・赤月堂です。
このシリーズでは、『整体とはこんな感じ』ということを語ります。
整体の歴史、整体の種類、整体業界や学校など語っていきます。
整体を知らない人に知ってもらうページです。
今回は整体と気功の関係について書いていきます。
目録
日本古武道と整体
日本の古武術と言えば、中国から流通したものが多いです。
しかし、中国には整体は存在しませんでした。
経絡や推拿(すいな)は存在していましたが、カイロプラクティックのような骨を矯正する整体は存在していません。
現在中国整体という名前を見かけることがありますが、ぶっちゃけて言えば日本が作りました。
名古屋で言えば、『台湾ラーメン』みたいなポジションです。
で、ここが昔の日本人の凄いところです。
そんな中国から習った武術を徹底的に研究、修行しました。
基本を大切にして、技術を磨き続けたのです。
そして、基本を身につけた日本人の応用力たるやアメリカが恐れるほどです。
壊す技術を、治す技術として逆転の発想で生み出したのです。
イメージ的には
『あ、ごめーん!関節脱臼しちゃった?へへへ。じゃ、逆にやればハマんじゃね?』
です。
そんな感じで生まれちゃったのが整体です。たぶん。
昔の戦場ではすぐに動ける状態にならないといけなかったので、とても活用されました。
戦争時代の生き残りの老人などが、私の整体を受けると『軍医』として私を扱います。
なので、ごく稀に
『すみません。あの、あなたは軍医殿でありますか?』
と、尋ねられます。
ちなみに私は『いいえ、医者と名乗ったら逮捕される身分の人間です。』と、答えました。
※後ほど記載しますが、整体師は国家資格がなくてもなれます。
日本では資格がないのに医者と名乗って治療すると法に触れます。
様々な武術流派が治療術を生み出しました。
つまり、殺法の分野ではなく、活法の分野にも精通していきました。
そして、戦場医学や経験医学として発展していきました。
まさに武医同源。武医同術です。
それが最も現在の整体に形として残っています。
日本古伝整体とオステオパシー、カイロプラクティックの酷似点
カイロプラクティックとオステオパシーは、生まれとしては若いです。
そしてオステオパシーの創始者はたしか軍医でした。日本と共通しますね。
このオステオパシーの面白い点は、日本の古伝整体の技に酷似しているところです。
例えば『車転法』(※)です。
これは日本ではまともに使えている人も少ないし、聞き慣れない言葉です。
それもそのはず日本古伝の奥伝の技法だからです。
(※)車転法とは・・・肩関節の調整法。腕を持って肩関節を回して使用します。
ちゃんと使えていれば五十肩や野球肩も改善します。
でも、使えていない人間が多く、現代では他力運動か、ストレッチのようになっています。
たぶん多くの人が見たことある施術法だと思います。
しかし、オステオパシーにはこれと似た技があります。
そして、本質的には同じことをしています。
カイロプラクティックも同様です。
カイロプラクティックと言えば『ボキボキ整体』の代名詞です。
そのボキボキですが、日本の初伝の整体に非常に酷似しています。
というか、完全に同じです。
時が経ち、オステオパシーやカイロプラクティックも、骨を鳴らさないで背骨を矯正するところは増えてきました。
日本は400年前からあり、奥伝は音を鳴らさないものでした。
少しずつオステオパシーとカイロプラクティックが昔の日本に近づいてきました。
何が言いたいかというと、
『やはり同じところを目指すと同じような形になってくるもの』です。
例えば、日本の古武術を極めんとする猛者たちはみんな『太極拳のような動き』になっています。
他でも同じです。
極真空手と古くからある琉球空手を見比べるとまったく違います。
琉球空手は確実に古伝の武術が生きています。
ブラジリアン柔術と柔道も少しそうでしたね。
突き詰めるとみんな同じところに行き着くんですね。とても本質的です。
整体と気功
気功と整体は関わりが強いです。
そして、古武術と整体は密接に繋がっています。
私が習った流派でも気功を使います。武術で言えば意識の力です。
当然、古武術由来で失伝してない流派ならまず気功や意識の力は伝授されます。
実はオステオパシーもエネルギー療法を使います。鍼灸師もそうです。
軽く触れて、あるいは触れずに調整する。それが気功です。
手技に気を加えることで施術をしますが、この気という紙一重がとんでもなく大きな差を生み出します。
気功は今でもオカルト扱いする人は多いですが、西洋レイキは海外でも有名です。
西洋レイキとは、もともと日本にあった直伝霊気がオリジナルです。
日本でも直伝霊気、西洋レイキの使い手はかなり多いです。
そのことを隠しながら、施術中に混ぜて使用している術者もいます。
ちなみに私自身、気功は習ったが見えない人。
なので、幽霊の話とか、オーラの話とか
『マジ勘弁して・・・。』
整体と気功と宗教団体
まず最初に。
整体と気功と宗教は基本的には関係ありません。
ときおりそういう繋がりがある人もいますが、基本的に関係はないです。
私は自分の宗教を押し売りする人はまず嫌いです。
答えのない世界で、神でもない人に答えを押し付けられるのは迷惑な話です。
だから、変な勧誘本当に来てほしくない。しつこい。
嫌がる人のところに来るのは本当に不法侵入です。
これ以上私の心と敷地内に不法入国しないで。
世間では気功が宗教と結びついているイメージがあるかもしれません。
たしかに私の師匠は修験道や古神道に関わっています。
高野山でも修行してお坊さんの資格も持っています。
が、
『世界がどうの』とか、『これが真実だの』とか押し売りしてくることはありませんでした。
そもそも気功を習いに行く人の大半が一般人です。
宗教観や僧の修行をしに行っているわけではありません。
『気功って何?』、『ホンマに使えるようになりますか?』と言う気功に対する疑問を抱えて習いに行く人ばかり。
だから、見えないし、わからない人の集まりです。
私もです(笑)
だからぶっちゃけ神がどうだの、世界がどうだのなんてどうでもいい。
ただ『なんで?』という疑問を解きに行っているだけです。
なので、整体や気功が宗教団体に関連していることはほぼありません。
ちなみに『気功って何?』と言う疑問ですが、今もわかりません。
自分なりの考察はありますが、答えはわかりません。
逆に『わかる』と言うやつがいたら、『間違いなく危険な団体の人』です(※個人の感想です)。
ただ、宗教観は、哲学的な視点で見ると面白いですよ。
本でも小説家が独自の理論を唱えていて面白いものがあります。
量子論を中心に哲学的に語り、非常に面白かった。
本のタイトルは忘れましたm(_ _)m
私は仏教で気になることがある。
そこだけはどうしてもいけ好かない。
1.ブッダはいつから『金と引き換えに戒名を与える』ようになったのか?そんな教えありましたか?
2.仏陀ですらない坊主が『金と引き換えに戒名を与えられると言う不思議な力の正体』を知りたい。
3.どんな修行をしてそんな『摩訶不思議な力』を身につけたんでしょうか?
4.あと神社の神使や巫女に大学はありますか?
もちろん事情はある程度理解しています。
寺の維持や自身の老後、一族としての存続にはお金が必要だから貯める必要がある。
戒名代金は全額本山に取られるとかも聞いたことがあります。
まるで某フランチャイズのビジネスシステム。
しかし、それ含めて納得がいかない。
そこに関してだけは、オカルト教団が『教団にお金払えばどんな罪も消えますよ。』と言っていることと同じようにしか見えない。
それは仏の道とは真逆のルートにしか見えない。
ここでぶっちゃけます。
私は『初診料無料』とフリーペーパーやホームページに書いていますが、どんなお客様からも初診料という名目でお金を一度も取ったことがありません。
つまり、実際は何も値引きしてないです。
なぜか?
初診料を取る意味がわからないから。
初めての人を受け入れる事務手続き料といっても、カウンセリングシートなど必要な書類はほとんど相手に書かせているし、1,000〜5,000円も取るような労力を使っていません。
なのに、場所によっては2,000円以上取ります。
私からすればそれがよくわからない。
私は価値のないものに金は払いたくない。
内容が伴ってないものに金を払う意味が理解できない。
だから、初診料は取ったことがありません。
そして、たぶん戒名代金も遺言残してくれないと払わないかもしれません(笑)m(_ _)m