骨盤矯正で脊柱側弯症は治るのか?
前回が『骨盤矯正と背骨矯正どちらが姿勢矯正に向くか?あるいは、どちらを先にした方がいいか?』という内容でした。(読みたい方はそちらへ)
今回はそれに続いて脊柱側弯症と猫背の姿勢系の話をしようと思います。もちろん今回も骨盤矯正内の話で。
猫背は単にダラケてる人は省いて本物の変形した猫背か、強い歪みで真っ直ぐならないという方に限定します。
また、基本的に本物の猫背は脊柱側弯症(変形)に多いです。
要するに脊柱側弯症の人をターゲットに書きます。
前回の記事の理由から、脊柱側弯症は背骨の調整より骨盤矯正の方が向きます。
なぜなら、土台である骨盤が変わることで、自動的に背骨が形を変化していく方が負担が少なく、違和感なく変われるからです。
また、骨盤が正しく矯正されると背骨が勝手に真っ直ぐになるだけでなく、歩くときや活動している時に振動や脳によって適応が起き、背骨が勝手に少しずつ調整されるようになります。
しかし、脊柱側弯症は基本的に完全には形は治らないです。ですが、骨盤矯正で以前よりは真っ直ぐになります。
また、もし形が変わらなくとも痛みの改善や体の苦がだいぶ良くなります。
ただし、注意点があります。
骨盤矯正がうまくできる人ほど、他の部位にまで影響を与えます。
つまり、痛みの移動や変動が起きる可能性があります。
特に変形してる人(脊柱側弯症)は、よりハッキリとそれが出ると思います。
なので、骨盤矯正だけでなく背骨の調整も不可欠です。
また、もし無理に真っ直ぐしようとしたら壊れることもあるので、絶対に1回目にキチンと真っ直ぐすることにこだわらない方がいいです。
分けて馴染ませるように施術を受けた方がリスクは避けられます。
その方が、自分にとっての許容範囲内までは真っ直ぐになれると思いますよ。
脊柱側弯症の方々、焦らず、じっくりと前に進むよう心がけてください。
骨盤矯正の知識シリーズ : https://akatsukidou.com/blog/seitai-information/fixing-pelvic-tilt/
ストレッチポールで猫背が治るのか?(https://akatsukidou.com/column/why-foam-rollers-dont-cure-hunched-backs/)
No.22