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ストレッチは健康法ではない。ストレッチとは・・・

こんにちは、名古屋の整体院 : 赤月堂です。

今回のタイトルは攻めた感じですね。攻めてはないんだけども。

もう少し理解しやすく言い換えると、

ストレッチは素人が気楽にできる健康法ではなく、玄人でも修練が要る技術である。

過去いくつかストレッチについてコラムを書いてきました。

過去の記事よりももう少し分かりやすくストレッチについて語ろうと思います。

バカの一つ覚え

 世界三大・馬鹿の一つ覚えがストレッチです。響きや見た目がよく、細かくはわからないがなぜか人類が最も納得している健康法の一つです。

 私は子供の頃からストレッチに対していくつも疑問を持っていたのですが、表面上だけ聞いてたら効果ありそうですよね。でも、その表面上の説明を聞くと実感とは矛盾してる点が多く、納得できる部分が少ないです。

わかりやすく例えるなら、病院で「運動不足が原因ですね。」と言われてるのと同じ感じ。

え?何が納得できないって?

 例えばあなたが病院で『運動不足で冷え性』と言われたとします。でも、もしあなたが通う学校のサッカー部のエースも冷え性を持っているとしたら、あなたは一体なんなんですか?

 そもそも、病院に行けてる時点で生活に必要な筋肉は備わってますよね?仕事に行き(電車でずっと立ってたり)、職場で動き、ずっと座って作業してたり、仕事終わりに疲れてるのにちゃんと帰宅までして。

結構ずっとこれらやってるのって筋肉も体力も要りますよね?

 何が言いたいかと言うと、要するに「もっともそうなこと」を言われて、誰でもなんとな〜く納得はできる、一見明確に的を射てるように見える、が、その実本質は何も得てない。

 ストレッチもそれと同じことを感じざるを得ない。

 デメリットの説明がほぼないし、なぜか無条件で(バカの一つ覚えのように)、「痛いところがある=そこをストレッチしろ👉」になっている。

 理解できてない人が使いそうな『いかにもな言葉』だ。この言葉も聞こえはごもっともな感じだが、中身はスカスカだ。そもそもちゃんと診断して原因を探りストレッチの指導をしないと意味がない。

 しかも、ストレッチのデメリットをちゃんと確かめない、なんなら「痛いならそこにストレッチしろ」で済ませる短絡さ、これでは偏ったstretch-menがさらに増えてしまう。

おっと、これ以上言うとストレッチを否定する最低な野郎に終わってしまいそうなのでここでこれは止めておきましょう。

ストレッチが引き起こすこと

 毎回お客さんにお伝えするのですが、『できれば、ストレッチは無駄にしないで私が作った運動法をしてください。』と。

 我慢できるならストレッチはやらないように教えてます。

なぜかと言うと、他のコラムで語っている通り、ストレッチを積み重ねることで、年数をかけて骨を少しずつ、あるいはその場で即ズラします。また、筋肉をズラしたり、筋肉が生理的に拒絶して硬くなることもあります。

 『は?』と思いました?

じゃあ、あなたに尋ねます。

 脚を組んだり、変な姿勢でいると、『骨盤が歪む、足の長さが変わる、骨格が歪む』というのは納得できるのに、なぜ『ストレッチで骨がズレる、骨盤が歪む』は納得できないんですか?

 ゴルフやサッカーで身体を捻って身体を痛めることは納得するのに、なぜストレッチだと同じことしてるのに体が良くなると考えられるんですか?

 仕事や趣味、生活の中で何度も繰り返される動作や姿勢が身体を歪ませ、筋肉のバランスを変え、癖を作ると知っているのに、なぜストレッチを何度も何度も繰り返しまくることが健康や治ることに繋がるんですか?

今のを踏まえるとこんな感じの疑問が思い浮かぶのでは?

・いっぱいまで伸ばしてキープするストレッチは、姿勢などの生活習慣病に繋がるのでは?

・ストレッチで瞬発的に伸ばすのは、スポーツ障害に繋がるのでは?

・何度も何度も繰り返せば、仕事や生活などの習慣で身体に変な癖がつくのでは?

・なんなら、可動域いっぱいまで伸ばして、関節無視してさらにその先目指してる時点で、スポーツよりも的確にダメージ与えてるのでは?

 普段からほどよく運動していて、姿勢もそこそこ気をつけてても、酷い腰痛の方はいますよね。彼らがそうなるのはなんででしょうかね?

たぶん、今回のコラムが今まで一般常識に凝り固まった方達にも理解できる説明文章じゃないでしょうか。

 生活の中にはストレッチ以外にも、無条件で良いと信じてるものがたくさんあります。今一度自分の行動を良く振り返ってみてください。不調の原因は生活の中にたくさん紛れてますよ。

 それを見つける助けになるコラムやブログ記事がここにはいくつもあるので、ぜひ読み漁ってください。

 あと、ストレッチの詳細な理屈理論をもっと知りたいと言う方は、他のストレッチコラムをお読みください。ここでは省きます。

ストレッチは健康法じゃないの?

はい。健康法ではないです(私の中では)。ただし、やり方を理解してれば、健康法にもなり得ます。(※健康法としてのストレッチはここに書きません。)

 ストレッチとは、どちらかと言うと 目的の対象にアプローチするための技術です。 しかも、医者や柔整などの健康のプロでさえ、まともにそのこと理解してないし、使えてもないのがみなさんの身近にあるストレッチだと考えてます。全員ではないですが、たぶん9割以上の医者や柔整、整体師がストレッチの認識を間違えてると思ってます。

 人によっては『耳が痛くなる話』とか、『なぜそんな酷いこと言うの?』とか思われるかもしれませんね。

そのようなことを私が述べたのか?答えは単純です。

病院、接骨院、その他治療院へ行くと、決まり文句のように『腰痛だから腰を捻れ、腰を伸ばせ』とよく言われませんか?なんなら、あなた自らそれについて尋ねるんじゃないでしょうか?

これがすでにおかしいのです。

なぜなら、触診や検査で原因を特定しないで痛い場所にストレッチさせるというのは更なる骨のズレ、筋肉へのダメージを生むからです。それは慢性化する可能性が高くなるだけです。

 私はたった一箇所ストレッチしただけで、そこにつながる全て(複数箇所)が引っ張られたり変動するのを感じます。言ってる意味わかる人はたぶん私の言いたいことがわかると思います。施術した後にそんなもんを気軽に教えれませんよね(苦笑)極端なやり方の人だとせっかくやったものが全部崩れちゃう可能性あるので。

何が言いたいかって、

あなたの腰痛の原因がふくらはぎだとしたら、そもそもあなたは腰ではなく、ふくらはぎをストレッチしないと腰痛には効きません。

わかりますか?これってもはや技術ですよね?やり方を習得するだけでなく、そもそも診断も必要で、その上でストレッチをかける。

 ちなみに、もしそのままふくらはぎではなく、腰をアプローチし続けたら、全体的に、あるいはどこかのバランスが変わり、痛みは消える場合もあるかもしれませんが、その代わり違う位置になったり、あるいは数年後その腰のストレッチが原因で肩こりになるかもしれません。
 そして次は肩こりのために首や肩にストレッチをかけ・・・・・・・なんて、無限連鎖を生む可能性もあります。

もう一度言います。これは、セルフケアの健康法というより何かにアプローチするためのプロ用の技術です。

たぶんまだ納得できてない方がいるかもしれませんね。ふくらはぎが腰痛の原因になるの?と。

 ふくらはぎ以外でも腰痛の原因にはなります。千差万別です。でも、ふくらはぎは意外と原因として関わることが多いです。実際、ふくらはぎと腰の筋肉は繋がってますから。

いや、こんなんじゃまだ理解できませんね。

腰が痛くて腰のストレッチをしてそれが治る人ってほんの一握りです。実際は、『よくわからないが健康法だからやり続けてると言う人』と『治らないと言う人』の割合の方が多いです。

その証拠として、例えば、

  1. 効いてるかわからないが半年一年かけてストレッチしてたら治ったという人=それはストレッチのおかげではなく、自己治癒力。なぜなら、本当に効いてる場合、その場ですぐに治ります。あるいは、段階的に一週間でかなり痛みは減少し、一ヶ月以内に治る、あるいは激減します。逆にストレッチで身体を壊してる人は段階的に年単位で骨をズラしストレッチがまったく効かなくなっていきます。
  2. ストレッチやると一時的に痛みが和らぐが、治るのに三ヶ月もかかった人=すぐ戻るが効くと判断して信じてその場しのぎにやってる。しかも、傷口広げて自己治癒の邪魔してただけです。その場しのぎしてる人の大半は、だいたい少しずつ悪化させてます。傷口触らない方が治りがいいです。
  3. ストレッチやると痛みがしばらく誤魔化せる=2よりも効果時間が長く一見治ってるように見えますが、身体のバランスが変わって痛みが感じなくなるだけです。この類の人たちは、それが効かなくなってから整体に来店する人が多いです。 なぜなら、正しい・間違ってる関係なく痛みのないバランスを作ることを繰り返したことで、身体の内部(骨や筋肉)がグチャグチャバラバラに違う位置になってしまったからです。だから、途中から誤魔化せる時間がどんどん短くなり、最終的にまったくその誤魔化しが効かなくなります。要するに自分で好き勝手体の形を歪め作り変えて少しずつ壊した。と、私は考えてます。先ほど書いた無限連鎖がまさにこれです。この穴に落ちた人はこう言います。『マッサージやストレッチが効きにくくなった。年齢のせいかな』と。でも、その年齢のせいにしてる部分が整体で結構改善できてしまう。本当に年齢のせいだったら整体で改善なんてできません。つまり、気づかないレベルで長年かけて壊すような何かしらのアプローチがあったんじゃないか?ということです。と、なると、それは生活習慣。つまり足組んで座ったりかもしれないし、それで骨が歪むと言うことはストレッチである可能性も高くなるわけです。

1〜3は、腰痛の原因が違うのに腰にストレッチし続けてる人の大半がたどる末路です。

結構1〜3に覚えがある人は多いんじゃないでしょうか?

 ・腰痛の時に腰をストレッチしたことある人
 ・ストレッチで治ったと勘違いした結果今ではただの腰痛持ちにまでなった人
 ・治ったと勘違いしてる人たちの言葉を信じたせいで少しずつ酷くなってる人

 覚えがある人には、私がストレッチは健康法ではなく、技術だという意味が少しは理解できたのではないでしょうか?

 痛みのある箇所をストレッチするのではなく、原因となる箇所にアプローチする。

 つまり、ストレッチを教える側の人間は、診断をちゃんとしてストレッチの指導をしないと、なんの健康法にもセルフケアにもならないということです。それはもはやロシアンルーレットです。

そんな技術とも言える代物であるからこそ、私はストレッチをほとんど客に推奨しないのです。(決してストレッチ否定論者ではないです😅)

 水は人間にとって大事ですが、飲み過ぎれば気持ち悪くなったり、排便がお粗末なことになったり、腹を下したりします。だから、『牛乳は健康に良い、身長が伸びる』と、飲み過ぎれば水を摂取しすぎた時の悪い現象がもちろん起きます。

 動きすぎても、寝過ぎても健康に良くない。

 薬を大量に飲めば飲むほど身体にいいなんて聞いたことないですよね?なんなら、アルコールと同じで無駄に飲めば内臓にダメージ与えます。

 食事も咀嚼でエネルギーを使い、消化にエネルギーを使い、また同時にエネルギーで動いてるその器官にも負担がかかります。食べ過ぎれば内臓への負担はどんどん強くなります。

 健康番組などで紹介された流行りの食べ物もそうです。毎回『健康にいい!!』と言った後に、のちのち『この成分が実は悪い!!』と出てくるでしょう?(最近だと玄米がそれやられてますね。)要するにメリットとデメリットがあると言うことだけです。いちいち情報に振り回される必要はないです。ちゃんとメリット・デメリット知った上でうまく選択していれば、そんなことにいちいち動揺する必要はないです。

 どんなものにもそういう風にメリットやデメリットがあります。また、それは療術も同じです。もちろん赤月堂の整体も含め

私からは以上です。

 あ、もし今回の内容の記事に自分が該当してる節があると言う人は、来る気あれば来てみてください。あなたの無限連鎖が終わるかもしれせん。

でわ。今度こそノシ

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