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脊椎分離症・腰椎分離症:症状、原因、治療法、予防法をわかりやすく解説

こんにちは、名古屋市緑区の整体『赤月堂』です。

お悩みページに赤月堂での分離症に対する施術と理論、噛み砕いた症状の仕組みの説明が書かれてますが、今回の記事は分離症の一般的、専門的なことを意識して書こうと思います。

脊椎分離症と腰椎分離症は、どちらも背骨の椎弓と呼ばれる部分に亀裂が入る病気です。近年、スポーツ選手や運動不足による姿勢不良などから発症する人が増えています。

症状や原因、治療法、予防法などが似ているため、混同されやすい病気ですが、実は異なる病気です。

本記事では、脊椎分離症と腰椎分離症について、専門的な視点を混ぜつつわかりやすく詳細に解説します。

脊椎分離症・腰椎分離症:症状、原因、治療法、予防法をわかりやすく解説

脊椎分離症・腰椎分離症とは?

脊椎分離症は、背骨の骨である椎骨の突起部分である椎弓が分離してしまう病気です。腰椎分離症は、その中でも腰椎部分で起こるものを指します。

椎弓は、椎体と呼ばれる骨と左右対称に存在し、脊柱管を形成する役割があります。椎弓が分離すると、脊柱管が狭くなったり、神経が圧迫されたりして、様々な症状が現れます。

脊椎分離症とは?
脊椎分離症は、背骨全体に関わる病気です。胸椎や腰椎、頸椎など、背骨のどの部位でも起こる可能性があります。

腰椎分離症とは?
腰椎分離症は、腰椎の椎弓に亀裂が入る病気です。腰痛の原因として比較的多い病気です。分離症はほとんど腰椎に起きるので、呼び方は腰椎分離症が一般的かもしれません。なので、どちらも同じ意味で使われることが多いです。ここからは呼び方を腰椎分離症で統一します。

腰椎分離症の症状

腰椎分離症の症状は、軽度なものから重度なものまで様々です。

軽度の場合、痛みや症状がない場合もあれば、腰痛や背部痛、筋肉のこりなどの症状が現れることがあります。

重度の場合、椎弓が完全に分離して関節のように見える『偽関節』と呼ばれる状態になることがあります。偽関節になると、腰痛がひどくなったり、歩行障害や神経症状が現れたりする可能性があります。

腰椎分離症の主な症状は、以下の通りです。
腰痛:最も多い症状。運動時や長時間同じ姿勢を続けているときに悪化することが多い。
背部痛:背中の痛み。
筋肉のこり:腰や背中の筋肉がこる。
しびれ:下肢(脚、足)に痺れが出ることもある。
筋力低下:下肢の筋力が低下することがある。
神経症状:足に力が入らない、排尿・排便障害などが起こる。
歩行障害:歩行時に痛みや違和感を感じる。重症の場合は、歩行が困難になることもある。

これらの症状は、個人差があります。また、症状が軽度の場合は、日常生活に支障がない場合もある。

腰椎分離症の原因

腰椎分離症の原因は、まだ完全には解明されていません。生まれつきか、気づかないうちに痛みなく疲労骨折してるのか、あるいはハッキリ事故してなのか。

考えられる主な原因は以下の通りです。
スポーツ:ジャンプや捻転などの動きを繰り返すスポーツを長期間行うことで起こりやすい。野球、サッカー、体操、バレーボールなど、腰に負担がかかるスポーツを繰り返し行うことで発症する可能性があります。
外傷:交通事故や転倒などの強い衝撃によって起こることもある。
姿勢不良:猫背や反り腰などの姿勢不良が続くと、背骨に負担がかかり、発症する可能性があります。
遺伝:家族に腰椎分離症の人がいる場合は、発症するリスクが高くなります。
疲労:慢性的な疲労が蓄積すると、背骨の骨が弱くなり、発症する可能性があります。
骨粗鬆症:骨密度が低下して骨が弱くなることで起こりやすい。

腰椎分離症の診断

脊椎分離症と腰椎分離症の診断は、以下の方法で行われます。
問診:症状や痛みの場所、スポーツ歴などを医師が詳細に尋ねます。
診察:背骨の触診や運動を行い、症状を確認します。
画像検査:X線撮影やMRI検査、CT検査などを行い、椎弓の亀裂を確認します。
X線検査では、背骨の状態を平面的に確認することができます。
CT検査では、X線を立体的に当て断面を見ます。
MRI検査では、椎弓や神経の状態をより詳しく確認することができます。

脊椎分離症・腰椎分離症の治療法

腰椎分離症の根本的な治療法はありません。また、症状や進行度によって異なります。

軽度の場合、安静やコルセットの着用、理学療法などで治療を行います。

重度の場合、手術が必要になることもあります。

主な治療法は、症状を緩和することです。

保存療法
安静:運動を控え、安静にすることで、椎弓の亀裂が癒合するのを促します。
コルセットの着用:腰にコルセットを装着することで、背骨を固定負担を減らし、痛みを緩和します。
理学療法:ストレッチやマッサージ、筋力トレーニングなどを行い、痛みや症状を改善します。
薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬などを服用します。

手術療法
保存療法で症状が改善しない場合や、偽関節が形成されている場合、神経症状がある場合は、手術を検討することもあります。手術では、椎弓の亀裂を金属で固定したりします。

手術方法には、分離部修復術と分離部切除術の2種類があります。
分離部修復術:分離部の骨を骨移植やスクリューなどで固定し、癒合させる手術です。
分離部切除術:分離部の骨を切除し、神経を圧迫している部分を除圧する手術です。

どれくらいの期間かかるの?

腰椎分離症の経過や結果は、症状の重症度や治療法によって異なります。

一般的には、保存療法(コルセット)で3ヶ月~1年かけて症状が改善するケースが多いみたいです。

それでも治らない重症の場合は、手術をすすめられると思います。

また、症状が完全に改善しても、再発する可能性もあります。

予防方法や気を付ける事

生活の中で腰椎分離症は、以下の点に注意することが大切です。
スポーツ:ジャンプや捻転などの動きを繰り返すスポーツを行う場合は、ウォーミングアップやクールダウンをしっかり行い、体の負担を軽減しましょう。
姿勢:猫背などの悪い姿勢は、背骨や腰に負担がかかりやすいため、正しい姿勢を心がけましょう。
筋力:背筋や腹筋などの筋力を鍛えることで、背骨を支えることができます。
硬い地面:硬い床で寝る場合は、マットレスなどを敷く。
重い物:重い荷物を持つときは、腰からではなく、膝を使って持ち上げる。
体重:肥満は、背骨に負担がかかりやすいため、適正体重を維持しましょう。
カルシウム:カルシウム不足は、骨粗鬆症の原因となるため、カルシウムを十分に摂取しましょう。

医療機関を受診する際のポイント

脊椎分離症・腰椎分離症の治療に実績がある医療機関を受診することが大切です。

また、経験豊富な医師が在籍していることも重要です。

さらに、診察や治療の説明を丁寧にしてくれる医療機関を選びましょう。

まとめ

脊椎分離症・腰椎分離症は、早期発見・早期治療が大切です。

腰痛や背部痛などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

また、日常生活での注意点を守ることで、痛みや症状を悪化させずに、快適な生活を送ることができます。姿勢を正したり、運動をしたり、バランスの良い食事を摂るなど、生活習慣を見直すことも大切です。

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