整体とボキボキ中毒
名古屋市緑区の整体『赤月堂』です。
こんにちわ。
今日はボキボキ中毒について。
ボキボキ整体自体は悪くないのですが、ボキボキやりすぎると若干の弊害が出ます。
それはボキボキという強刺激な施術を受け過ぎると、だんだんちょっとした疲れで関節に詰まりを感じるようになります。
これは半分自己暗示、思い込みです。
たぶん背骨の矯正の時、『骨が動いた合図として骨が鳴ったから身体が治った』と錯覚してしまうのでしょう。
『鳴った=骨が動いた』は大きな勘違いです。
音はあくまで付属品です。
その関節を鳴らす音による爽快感もあると思います。
が、
もう半分の理由は、関節が鳴ると一時的に椎間の内圧が変わるので、その瞬間しばらく血流が変わります。
ポキッと『空気が破裂したような音』がしたとき、内圧が変わり、内部状況が一時的に変化します。(※イメージ的には、風船が割れて身体内部に空間ができ、その分の圧迫感がなくなるという感じです)
指の関節を鳴らすのと同じで、背骨もまた時間が経過したらすぐに鳴るように戻ります。(※イメージ的には割れた風船がまた膨らんで空いた空間が再び埋まる。この感覚を知ってしまうと鳴らすクセがつきます)
つまり、一時的に内圧が変化するだけなので、再び関節が詰まった感覚に襲われます。
再び鳴る状態に戻ると言うことは『それが必要だから』です。
なのに何度もボキボキするということは、鳴らすたびに必要なものを消し、関節にも負担をかける行為をしてると言えます。
音が鳴りやすい人ほど、あるいはすぐに音を鳴らせる体質の人ほどその快感が大きいでしょう。
その味を占めることで、ボキボキがやめられなくなり、身体が悪くもないのに関節に詰まり感を強く感じるようになります。
結果的に、その感覚を知ったことで、皮肉にもその欲求に襲われ、ボキボキ整体のように自分で首や腰を鳴らすようになります。
そして負担をかけ続け、気づかないレベルで骨をズラし続けたり、腰痛や肩こりを気づかないレベルで少しずつ酷くしていきます。
自分でボキボキしすぎた結果、以前より施術効果などが下がっているのなら、しばらくやめることをオススメします。