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ストレッチはタイミングも重要~整体師が教えるストレッチの真実 其ノ参~

「ストレッチっていつやればいいの?」

そう思っている方も多いのではないでしょうか。

こんにちは。名古屋で整体を行っている、赤月堂店主の深川です。ストレッチするタイミング

ストレッチの真実 その3。
今回はストレッチのタイミングについてのお話です。

そのタイミングがなぜ良いのか?
そのタイミングはなぜ悪いのか?
ストレッチをするのに最もいいタイミングは?

この記事を読めば、ストレッチをするのに適したタイミングがわかりますよ。
タイミングごとのストレッチの方法や、注意点も記載してあります。

ここまでの「ストレッチの真実」その1や、その2で得たストレッチの知識を踏まえて、運動前や運動後、風呂上がりなどのタイミングでストレッチすることについて話していこうと思います。

ストレッチのタイミングや方法についての考察

今、あなたはどんなときにストレッチを行っていますか?

  • 入浴中や入浴後
  • 運動を行う前後
  • 寝起きや寝る前

ストレッチを行うのに適したタイミングはいつなのか。
どのタイミングで、どんな動きを行うのが良いのか。

最適なストレッチのタイミングや方法について私の経験と知識からの考察を含めて、一つ一つ解説していきます。

運動前のストレッチについて

運動前のストレッチ

運動前はストレッチよりも、筋肉を伸縮運動させて温めてあげるような方法がいいです。

例えば小学校などでやってた、かけ足やラジオ体操、動的なストレッチ(ダイナミックストレッチ)がオススメです。

理由としてはいきなり激しく動くのは良くないこともありますが、入念に静的なしっかりとしたストレッチをすると筋肉が悪い意味で硬く伸び、スポーツパフォーマンスが下がるからです。
例えるなら、伸びきったゴムを飛ばしても、飛距離がないのと同じです。

もっとわかりやすく言うとバネです。
弾力のあるバネが、経年劣化や使い過ぎによって弾性が弱くなれば、力のない飛び跳ね方になります。

スポーツの前の入念なストレッチは先ほどのゴムやバネと同じような結果を引き起こします。
そうならないように揉むのではなく、軽く筋肉を温めるような感じで自分で筋肉を伸縮させてほぐし、筋肉の動きを滑らかにしてあげるような、そんな運動がいいです。

このとき、伸縮が要であって筋トレさせるわけではありませんので、負荷をかけないようにしましょう。

運動後のストレッチについて

運動後のストレッチについて

運動後はスポーツパフォーマンスを求める必要性がないので、ゆっくり伸ばすストレッチをしてもいいとは思います。

ただ運動の度合いによっては筋肉はものすごく張っているでしょう。
ストレッチするなら、張り感を少し感じる程度にしてください。

キツくやっても何も考えずやれば張る一方です。
相当感覚が養われているか正しい知識がある人でないと、疲れて筋肉が張ってる状態の時にストレッチで伸ばして張り続けさせるのは逆効果になってしまいます。

例えるならワザと張らしておいたサランラップを、さらに張らしたら破れてしまう。
ネジやボルトもそうですね。強く締め過ぎたら取り付ける物を傷つけてしまう。

身体で言えば、張ってそれ以上行かないのに筋肉をわざわざグッグッと伸ばして、筋肉細胞を傷つけてるということです。
いい力加減と筋肉の変化を感じ取りながらやってください。

コツとしてはゆっくりと「低刺激」でやることを心がけると良いです
気持ちよく感じるくらいの刺激になるように、ストレッチをおこないましょう。

入浴中や風呂場でのストレッチについて

入浴中のストレッチについて

入浴中のストレッチは柔らかくすると言うより可動域を増やすと言う点ではいいでしょう。
バレエなど可動域がいる分野に対して有効かと思います。

注意点としては、のぼせてしまうなら、風呂上がりにすることがオススメです。

温かい湯に浸かることで、血流は良くなって筋は緩み、心と身体がリラックスしてより肉体は緩む。
そんな風呂場でわざわざ頑張ってストレッチだの何だのするのはいただけない。
せっかくの入浴効果が台無しです。

そうさせてしまう人ならば、なおさら風呂上がりが無難です。

風呂上がりのストレッチについて

風呂上がりのストレッチ

風呂上がりが一番状況的に、ゆったりとしたストレッチが合ってると思います。

最適なタイミングだと私は思います。特に危険性などの注意点はないです。

しかしあえて言うなら、このときも自分の感覚でほどよいところまで伸ばすようにしてください。
くれぐれもやった感や自己満足は求めないように。

朝の起床時や昼寝などの寝起きでのストレッチについて

寝起きのストレッチについて

おすすめしません。

寝起きなどのジーっとしてて動かなかった時に筋肉は硬くなってます。
そんな状態の時にストレッチをすると筋肉がよけい硬くなったり、骨がズレたりしやすいです。

軽く動かしていきながら、筋肉を緩めることをまず考えましょう。
意識としては、急激な力や強い負担をいきなりかけないことが重要です。

まとめ

今回は、ストレッチとタイミングについてお伝えしました。

運動前や寝起きでのストレッチは避けたほうがよいです。
運動前はスポーツパフォーマンスの低下の恐れが。
起きた直後は硬くなっている筋肉がよけい硬くなったり、骨がズレたりしやすくなってしまいます。

入浴中のストレッチは、可動域を増やしたい場合は有効。
血流が良くなっているので、のぼせないようにすることが大切です。

ストレッチは運動後やお風呂上がりに行ったほうがよいです。
やった感や自己満足は求めないよう、ほどよいところまで伸ばすことを心掛けて行いましょう。

3回に渡って、ストレッチについてお伝えしました。

その1では、ストレッチにもリスクがあることを。
その2では、ストレッチと筋肉の関係を踏まえ、どうすればストレッチが逆効果にならないかを。
そして、今回のその3では、ストレッチを行うタイミングについてお伝えしました。

ストレッチは健康法の1つですが、やり方を誤ると体が歪んだり、痛みを余計にひどくしてしまうこともあります。

この「ストレッチの真実」をお読みいただき、少しでもストレッチのデメリットを減らすことができたなら幸いです。

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